ふるさと納税でよく出てくる言葉に「還元率」という用語があります。
還元率とは
「寄付したふるさと納税の額」に対して「もらえる返礼品はお金にしたらいくら位の価値があるか?」の割合です。
具体例↓
10,000円のふるさと納税をして、その返礼品が10,000円ぶんの商品券だったら還元率100%です。
10,000円のふるさと納税をして、その返礼品が5,000円ぶんの商品券だったら還元率50%です。(寄付した額のうち、50%が返礼品として返ってきた)
私たちふるさと納税する側としては還元率が100%に近づくほど「コスパの良い返礼品」と言えます。
還元率は絶対的なものじゃない
返礼品が商品券なら還元率はわかりやすいですが、大抵の返礼品はお米とかお肉ですよね。
そうした返礼品の場合、還元率は「もらえる返礼品を本来お店で買ったらこれぐらいの値段だろう」という結構あやふやな基準で計算するので絶対的なものではありません 。(とはいえ、お得な返礼品をえらぶおおまかな参考にはなります)
還元率が100%を超える事はない
自治体としては「ふるさと納税してもらった額」から「返礼品の原価を差し引いたもの」がその自治体の収入になります。なので還元率が100%を超えることはありません。
例
10,000円ふるさと納税してもらったら、その人に返礼品として5000円分のお米を送ってる自治体。
↓
10,000円の収入(寄付額)
-5,000円の返礼品
=差し引き5,000円が自治体の収入
(この場合の還元率は50%)
自治体としては還元率を下げれば儲かるけど、「還元率の高いそのほかの自治体」に人気をうばわれる。還元率をあげれば人気が出るけど、あんまり儲からない(利益率が下がる)
ジレンマですがそれぞれの自治体のマーケティング的なセンスが問われる部分です。
還元率の高い返礼品
還元率が高い返礼品のジャンルとしては
・お米
・お肉
・家電
などが有名です。家電はAmazonなどで値段をチェックできるので「この家電の本来の値段はいくらか?」がすぐにわかり、そのため還元率の計算もしやすいです。