ふるさと納税の仕組みとメリット

ふるさと納税の仕組みを図解してみました

ふるさと納税図解

できるだけカンタンに説明すると、

今年100,000円ふるさと納税をすると

②翌年払うべき税金が
「ふるさと納税した額-2,000円」減る。
(この場合は100,000-2,000で98,000円翌年払う税金が減る

※翌年に払うべき「税金の金額が減る」ことを控除といいます。

③さらにふるさと納税した先の自治体から100,000円の寄付額に応じた返礼品がもらえる

という仕組みです。
整理すると、2,000円の出費で100,000円ぶんのふるさと納税返礼品がもらえるおトクな制度!と言えます。

返礼品はどんなのがもらえる?

100,000円ふるさと納税するとどんな返礼品がもらえるか?ですが、例えば

A5黒毛和牛シャトーブリアン 180g×3枚のセット(大阪府枚方市に50,000円ふるさと納税するともらえる)

生食ズワイガニ ハーフポーション2kg(京都府与謝野町に50,000円ふるさと納税するともらえる)

がもらえます。
すごいのはこれが実質2,000円の負担でもらえること。やらなきゃ損!って思いません??

ふるさと納税はどこでも好きな自治体にできます。この自治体えらび(ほしい返礼品えらび)が一番ふるさと納税でワクワクする時です!ネットショッピングで買い物する感覚とほぼおなじです。

複数のふるさとに納税してOK

ふるさと納税の返礼品が魅力的なものがたくさんあります。例えばA市のステーキも美味しそうだし・・・B市の本マグロも美味しそうだし・・・C市のフルーツ盛り合わせも美味しそう・・。

こんなとき、ふるさと納税する金額を3つの市に分散させてそれぞれの返礼品をもらうこともできます。ふるさと納税できる地域数の上限はありません。
が、「ワンストップ特例制度」という確定申告が不要になる仕組みを使う場合、上限が「5つの自治体まで」という上限があります。

五つ以上の自治体にふるさと納税をしたい場合は、サラリーマンの方でも確定申告が必要です。ふるさと納税の確定申告は別にそんなに難しいことではないですが「確定申告??そのコトバの雰囲気だけでもうめんどくさい!!」という方はワンストップ特例制度が使える5つまでに寄付先を絞った方がいいと思います。

控除される税金の種類は何?

ふるさと納税すると納税した金額に応じて翌年の税金が減りますが、具体的に何税が減るか?というと

ワンストップ特例制度を利用した場合
→翌年の住民税が減る

確定申告をした場合
→翌年の住民税+現金で返ってくる
(控除される総額はワンストップ特例制度を利用した場合と同じです)

です。
どちらの場合でも総額は変わらないのであまり気にする必要はないと思います。

ふるさと納税できる金額には上限がある

年収700万円の場合、翌年にかかる住民税はだいたい48万円くらい。この48万円全額がふるさと納税できたら最高なんですが・・・さすがにそうはいかず、ふるさと納税できる金額には限度額があります。

年収700万円の場合はおよそ108,000円がふるさと納税の上限額です。上限額とは「翌年安くなる(控除される)税金の金額の限度額」のことです。

たとえば、年収700万の人が110,000円ふるさと納税をすると?
自己負担額2000円を引いた108,000円ぶん、翌年の住民税が安くなります。+返礼品がもらえます。

じゃあもし110,000円以上ふるさと納税したら?
→できるっちゃあできるんですが、 翌年安くなる住民税は108,000円というのは変わりません。

参考までに年収700万の人が限度額「以下」「ピッタリ」「以上」の額をふるさと納税したシミュレーションをしてみると・・・

①限度額以下の場合
100,000円ふるさと納税する→翌年安くなる住民税は98,000円(自己負担額2,000円がが引かれた金額)
もらえる返礼品は寄付額100,000円に応じた品
2,000円の負担で100,000円に応じた返礼品がもらえる。

②限度額ピッタリの場合
110,000円ふるさと納税する→翌年安くなる住民税は108,000円
もらえる返礼品は110,000円に応じた品
2000円の負担で110,000円に応じた返礼品がもらえる。

③限度額以上の場合
120,000円ふるさと納税する→翌年安くなる住民税は10,800円
もらえる返礼品は120,000円に応じた品
12,000円の負担で120,000円に応じた返礼品がもらえる。

一番お得でメリットが大きいのは②です。
なので限度額ギリギリにふるさと納税するのが一番お得です。

自分の限度額はいくら?かをチェック知りたい方はコチラ!→ふるさと納税の限度額

1月1日~12月31日でひと区切り

ふるさと納税は12月ギリギリにする人が私ふくめて多いんですが(笑)べつに1月だろうが7月だろうが、ふるさと納税はいつでもできます。

今年の1月1日~12月31日の期間にしたふるさと納税の総額(・・・から2,000円引いた額)が翌年、税金控除される金額になります。

もし年をまたいで来年1月3日にふるさと納税をした場合、その額に応じた控除は再来年になります。

ふるさと納税できる金額が多い人の場合、12月にまとめて頼むと返礼品で冷蔵庫がいっぱいになってしまう・・・なんてこともよくあるようです。なので各月にうまく分散してふるさと納税し、返礼品をもらうのが玄人のやり方です( ̄▽ ̄)v

ふるさと納税をするまでの流れ

ふるさと納税をするまでの具体的な流れは以下の通りです

1.寄付する自治体を選ぶ

2.寄付金を支払う(クレジットカードでできます。クレジットカードのポイントの貯まるのでおすすめ)

3.返礼品と「ワンストップ特例の申請書」が後日届く
(10日後~数週間で届く)

4.申請書に必要事項を記入して返送

5.これで完了!翌年、会社から支払われる給料の「住民税の天引き金額」が少なくなります

※上記はワンストップ特例制度を利用した場合です。利用しない場合は確定申告する必要があります。

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